ウォーターサーバーと浄水器の比較|暮らしにあった選択肢はどっち?

2021/11/25 更新日:2023/12/21

ご家庭で安心・安全な水を飲みたいと思ったとき、多くの方が「ウォーターサーバー」と「浄水器」を頭に浮かべるでしょう。

ウォーターサーバーは、ボトリングされたミネラルウォーターをサーバーにセットして使用しますが、浄水器は水道水に含まれる不純物などを取り除いて使用します。

どちらも安心・安全な水を飲むことができますが、一体どちらがあなたに合っているのでしょうか?

今回は、ウォーターサーバーと浄水器について下記の3つの観点から比較しました。

① 費用
② 水の種類
③ 使い勝手、手間

自分にはウォーターサーバーと浄水器のどちらが合うかの指標として、参考にしてみてください。

比較① 費用

ウォーターサーバーと浄水器を比較する上で、多くの人が気になっているのが費用ではないでしょうか。

ここでは、ウォーターサーバーと浄水器の費用について詳細に比較していきます。

初期費用

まず、初期費用について比較をしていきます。

ウォーターサーバーの場合、申し込んだメーカーにもよりますが、最近は初期費用が無料になっているメーカーが増えています。

ただし、事務手数料や設置料金が発生する場合もあるので、しっかりと事前に調べておきましょう。

一方、浄水器の初期費用ですが、浄水器の購入代もしくはレンタル初期費用となります。浄水器の場合は購入することが一般的なので、その場合は購入費用が最初にかかることを覚えておきましょう。

なお浄水器を購入する場合、機種の選択の幅が広いため、数千円~10万円超のものまであります。性能が上がるにつれて費用は上がっていく傾向にあります。

さらに、蛇口ではなく水道管につなぐ「ビルトイン型」の浄水器を選択した場合には、設置工事費も必要になりますので必ず確認しておきましょう。

浄水器をレンタルしたときの初期費用はどのくらい?

上記では、浄水器を購入した場合の初期費用について触れましたが、浄水器をレンタルした場合はどのくらいの初期費用がかかるのでしょうか。

浄水器をレンタルした場合、メーカーや浄水器の機種にもよりますが1,000円~5,000円程度の費用で利用することができます。

ただし、レンタルですので毎月この費用が必要になることは覚えておきましょう。

ランニングコスト

次に比較する費用はランニングコストについてです。ランニングコストとは、ウォーターサーバーや浄水器を使うために定期的に発生する費用のことです。

ウォーターサーバーのランニングコストは、ご家庭の水の使用量(注文量)によっても異なりますが、およそ2,500円~4,500円になります。

また、サーバー自体はレンタル契約となる場合が多いですが、会社によってレンタル料がかかる場合・かからない場合どちらもあります。ウォーターサーバーのレンタル料が発生する場合は、500円~1,000円前後となることが一般的です。なお、サントリーのウォーターサーバーはレンタル料0円です。

加えて、ウォーターサーバーはいつでも冷温水が出る機能になっているため、その分の電気代が発生します。

ウォーターにかかる電気代の詳細はこちら

 

一方、浄水器のランニングコストは、水に関しては通常の水道料金がかかります。さらに、浄水器の機能を維持するために年に複数回のフィルターやカートリッジ交換が必要になってくるため、その交換費用が発生します。

交換費用については、メーカーや浄水器の種類にもよりますが、一般的には3つ入りで約7000円~10,000円、高いものでは1つで約10,000円するものもありますので、最初にしっかりと交換費用も考えておくことが重要です。

浄水器のレンタルの場合にはフィルターやカートリッジの交換費用がレンタル料金に含まれていることもありますので、事前にチェックしておきましょう。

比較② 水の種類

2つ目の比較項目として、水の種類について比較していきます。

ウォーターサーバーと浄水器、それぞれの水はどのような特徴があるのでしょうか。

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーと浄水器の水の種類については、大きく分けると下記の2種類に分けることができます。

  • 天然水
  • RO水

それぞれどのような特徴があるのかを紹介していきます。

天然水

ウォーターサーバーの1つ目の水の種類として、天然水があります。

天然水は、硬水、軟水など様々な基準によっていくつかの種類に分けることができますが、基本的には自然から湧き出た水を利用しています。

サントリーのウォーターサーバーで提供しているのは、「サントリー天然水<南アルプス>」と同じ水で、特定の水源地から採取している「ナチュラルミネラルウォーター」という種類に分類されています。

天然水の採水地や含有ミネラル分などメーカーによって異なるため、自分好みの水を選びたい場合には天然水のウォーターサーバーを利用するとよいでしょう。

RO水

ウォーターサーバーで使用されている2つ目の水は、RO水です。

あまり聞き慣れないRO水ですが、具体的には、RO膜という精度の高い濾過膜を使用し、不純物などを取り除いた水のことをいいます。商品としては「ボトルドウォーター」という種類に分類されています。

RO膜での濾過は天然水などに含むミネラル成分も取り除かれてしまうため、メーカーによっては濾過したあとにミネラル成分を添加している場合もあります。

浄水器

浄水器の水は、基本的には自宅まで流れてきている水を濾過して利用するので、考え方としてはウォーターサーバーのRO水と似ています。

浄水器の濾過方法については、メーカーにもよりますが活性炭や特殊な繊維を利用したフィルター、さらに機種によっては高性能なRO膜を使っているものもあります。

濾過膜が高性能になればなるほど、ミネラル成分も濾過されてしまうので、濾過膜についてはしっかりとチェックするようにしましょう。

そもそも自宅に流れてきている水道水は、浄水場で飲用できるまで濾過や消毒、殺菌が行われています。

なぜ浄水器を使用するかというと、水道管やマンションの貯水タンクなどを通って蛇口から出てきたときに、人体には影響がないレベルで塩素やトリハロメタンなどが残留してしまったり、同じく人体に影響がないレベルで水道管のサビなどが付着してしまったりする場合があるためです。

比較③ 使い勝手、手間

ウォーターサーバーと浄水器の最後の比較として、使い勝手や手間について見ていきます。

ウォーターサーバー

まずは、ウォーターサーバーの使い勝手や手間についてまとめてみました。

おすすめポイント

ウォーターサーバーの一番大きなおすすめポイントは、天然水のウォーターサーバーを選べば、市販のミネラルウォーターと同じようなミネラル成分豊富な天然水が自宅でいつでも飲めるということです。

硬水や軟水など、水の好みがあるのであれば、ウォーターサーバーであればメーカーを吟味することで選ぶことができます。

また、ウォーターサーバーは温度管理が常にされていますので、いつでも冷温水のどちらでも使用することができるのもおすすめポイントです。

メーカーによっては温水の温度調節機能もあったりしますので、あなたの生活に合わせた使い方をすることができます。

検討ポイント

ウォーターサーバーは、最近ではスリムな形のものが主流ですが、専用の設置スペースが必要になってきます。また、ウォーターサーバーには電力が必要ですので、設置場所の近くに電源プラグが必要です。

人によってはウォーターサーバーの衛生面が不安材料という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、多くのウォーターサーバーには内部クリーン機能がついているため、サーバー内の水の清潔に保たれています。

サントリーのウォーターサーバーにも、天然水のおいしさを守る業界最高水準(※)のオートクリーンシステム「おいしさキーパー」機能がついています。

(※)宅配水業界における自動清掃機能の稼働頻度。自社調べ(2021年3月時点)。

ウォーターサーバーの水は、自宅まで配送されますが、サーバーに設置をするのは自分で行わなければなりません。また、1つのボトルを使い終わるとボトルのゴミが発生します。ただし、潰しやすい素材を利用している場合も多く、同量のペットボトルなどよりもコンパクトになります。

さらに、ウォーターサーバーは簡単な拭き掃除などの簡易清掃が必要となりますので、メーカーの推奨するお手入れ方法を事前に確認しておきましょう。

ウォーターサーバーの日常のお手入れ方法についてはコチラ

浄水器

一方、浄水器の使い勝手や手間はどうなっているのでしょうか?

詳しく紹介していきます。

おすすめポイント

浄水器の一番のおすすめポイントは、多くの水を濾過することができる点です。飲料水以外でも、料理などで日々多くの水を利用するかと思います。

それらの水を安心、安全できれいな水に変えたい場合にはウォーターサーバーと比較すると、浄水器のコストメリットの方が高くなります。

検討ポイント

浄水器は水道水をそのまま使っているので、水の温度管理は別途行う必要があります。特に貯水タンクが温まる夏場は、冷たい水が欲しければ自分で冷やす必要がありますし、お湯が欲しい場合にも自分で沸かす手間がかかってしまいます。

また、ROフィルターを使った浄水器を利用する際は、ミネラル分まで除去されてしまう点も知っておく必要があります。

そして、浄水器には設置作業が発生します。「ビルトイン型」、「据え置き型」によって変わってきます。

「ビルトイン型」の浄水器は自宅の水道管に設置する浄水器ですが、水道管の形状によってそもそも設置できないケースもあるので注意が必要です。

一方、「据え置き型」の浄水器の場合、蛇口の形によって浄水器の設置に必要なパーツが変わったり、そもそも設置できなかったりするケースがあるので確認が必要となります。

また、キッチンの蛇口横などに一定のスペースが必要になるので、料理などをするときに邪魔にならないかどうかのチェックが必要です。メーカーによっては浄水器にも電源プラグが必要なものもあるので、浄水器を設置する近くに電源プラグがあるかどうかも重要になります。

加えて、どちらのタイプも、フィルター交換と簡易清掃が定期的に必要になるので覚えておきましょう。

まとめ:自分にはどちらが向いてるか判断するには?

ここまで、ウォーターサーバーと浄水器について、下の3つの観点から比較を行いました。

① 費用
② 水の種類
③ 使い勝手、手間

ウォーターサーバーがおすすめなのは、次のような方です。

  • 市販されているミネラルウォーターと同じようなおいしい水が飲みたい
  • 水の種類(硬水、軟水など)を選びたい
  • 冷温水をいつでも使用したい

一方で、浄水器がおすすめなのは次のような方です。

  • きれいな水を料理や飲料水など多岐にわたり使用したい
  • 自宅の水道水を直接使用することに不安がある(雑菌、風味など)
  • きれいな水を飲みたいけれど、注文したりボトルを交換したりするのが面倒

あなたの生活に合わせた選択をすることで、より快適にウォーターサーバーや浄水器を利用することができますので、どのように安心、安全な水を使いたいのかをチェックしてみるとよいでしょう。

サントリーのウォーターサーバーについてはコチラ

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ウォーターサーバーチーム

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