RO水と天然水の違いやメリットを解説!ウォーターサーバーの水は何がいい?
ウォーターサーバーの主な水の種類はRO水と天然水の 2種類です。2つの水の価格や含まれる成分には違いがあります。ウォーターサーバーを使用する目的は人によって変わるため、自分にとってどちらの水が合っているか、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
この記事では、RO水と天然水の特徴や違いを解説します。それぞれの水のメリット・デメリットもわかりやすく解説するので、ウォーターサーバーを導入する際の参考にしてください。
RO水とは?
RO水とは、RO膜で限りなく不純物を取り除いた水です。以下では、RO水の特徴を紹介します。
RO水の特徴
RO水は、原水にRO膜(逆浸透膜)を用いて不純物をろ過した水です。RO膜は海水の淡水化に使われるろ過装置で、家庭用の浄水器よりも高いろ過能力を発揮します。河川水、地下水、水道水などの原水をRO膜に通すことで安心して飲める状態の水にすることが可能です。
RO水は純粋に近い水といわれており、ミネラルや微生物、化学物質などが限りなく取り除かれています。
出典:一般社団法人浄水器協会「RO浄水器」. http://www.jwpa.or.jp/ro/ro-what.html,(参照 2022-07-09)
RO水と天然水の違い
ウォーターサーバーの水にはRO水と天然水があります。成分・処理方法・価格・採水地の4つの視点からRO水と天然水の違いを解説します。
水に含まれる成分の違い
RO水と天然水の大きな違いはミネラルの有無です。基本的にRO水にはミネラルが含まれません。ただし、人の手によりろ過後にミネラルを添加したデザインウォーターというRO水もあります。
一方、天然水はカルシウムやマグネシウムなどの天然ミネラルが豊富な水で、採水地ごとに成分の種類や含有量が異なります。なお、ミネラルは人体で生成できないため、体の調子を整えるためにも天然水などで適量を摂取することが大切です。
処理方法の違い
RO膜とは0.001ミクロンという微細なフィルターのことです。RO水はそのRO膜をフィルターとして使い、水分子以外の不純物を取り除いてろ過した水です。
一方、天然水の原水には元から不純物が少なめです。そのため、沈殿や最低限のろ過、加熱殺菌をするだけで天然のミネラル成分やおいしさを楽しめます。
価格の違い
一般的にRO水は天然水よりも安価となっています。RO水の原水は、河川水や水道水など簡単に手に入る水を使用しているからです。一方、天然水は採水地や水の質にこだわり、遠くの採水地から原水を処理施設に運ぶ手間やコストがかかります。したがって、RO水と比べると価格が高くなる傾向です。それぞれの採水地についてはこの後詳しく解説します。
採水地の違い
先述のように、RO水は河川水・地下水・水道水など、場所にこだわらず採水できます。RO膜を通すと、どのような場所で採水しても純水に近い成分を得られるからです。
対して天然水の原水は地下水です。サントリー天然水ウォーターサーバーの水は南アルプスの名水地で採水しています。地中でミネラル分が溶解した地下水を利用しており、ミネラル成分を人工的に添加していないナチュラルミネラルウォーターです。
RO水のメリット・デメリット
ウォーターサーバーにRO水を選んだときのメリット・デメリットは以下のとおりです。
RO水のメリット | RO水のデメリット |
・不純物が含まれていない ・安価で利用できる ・未開封で長期保存できる |
・基本的にはミネラル成分が取り除かれている
・味を感じづらい (ミネラルを後添加しているタイプのものもあります) ・空になった容器が場所を取る ・開封後は雑菌が増えやすい |
RO水のメリット
RO水は雨と同じような純水です。通常のフィルターでは取り除けないウイルスや雑菌、微細な化学物質や重金属などの不純物も除去します。RO膜でろ過すると、原水の採水地が異なっていても最終的に純水に近い状態になるのです。
不純物が除去されたRO水は消化器官が発達しきっていない赤ちゃんへの飲水も安心です。また、雑菌が除去されているため備蓄水として長期保管しやすいというメリットがあります。
RO水の原水は河川水や水道水であり原価が安いためコストが抑えられます。
出典:一般社団法人浄水器協会「RO浄水器ってどんなもの?」
http://www.jwpa.or.jp/ro/ro-junsui.html(参照:2022-07-11)
RO水のデメリット
RO水を精製する過程において、体に有益なミネラルも取り除かれてしまいます。人工的にミネラルを添付していないRO水ではミネラルの補給ができないことが一般的です。また、ミネラルは水に味わいを与える要素でもあります。ミネラルが含まれていないRO水では、味の特徴が少ないため物足りなさを感じる人も少なくありません。
また、RO水を利用したウォーターサーバーの容器は再利用できる硬い素材を使ったものが多い傾向です。容器を再利用する場合、回収期間まで容器を保管しておく場所が必要になります。また、たとえ不純物が取り除かれたRO水でも開封後は雑菌が増えてしまうため注意が必要です。
天然水のメリット・デメリット
ウォーターサーバーに天然水を選んだときのメリット・デメリットは以下のとおりです。
天然水のメリット | 天然水のデメリット |
・天然ミネラルが豊富に含まれている
・自然なおいしさを味わえる ・天然水の種類が多く、味や栄養素にこだわって選べる |
・味が好みに合わない場合がある
・硬度が高いものは赤ちゃんには不向き ・RO水と比べると料金が割高である |
天然水のメリット
天然水にはバランスよく天然ミネラルが含まれています。ミネラルは骨をつくったり体の機能を調整したりする物質なので健康や美容に欠かせない要素の一つです。ウォーターサーバーの水に天然水を選ぶことで日常生活に必要なミネラルを手軽に摂取できます。
ミネラルの種類は、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウム・ゲルマニウム・亜鉛などさまざまです。採水地ごとに、水の味の違いを楽しめる点も天然水のメリットといえるでしょう。
天然水のデメリット
ミネラルが含まれた天然水は水本来の味を感じられます。しかし、天然水の味わいに違和感がある人にとってはデメリットとなるでしょう。
また、赤ちゃん用のミルクに水を使いたい場合、ミネラルが少なめの軟水がいいとされています。天然水の中には硬度が高く、内臓が未発達な赤ちゃんには適さないものもあるため天然水の種類を選ぶ必要があります。なお、サントリー天然水ウォーターサーバーの水は赤ちゃんの内臓に負担をかけないミネラル分の少ない軟水なので安心です。
RO水と比較すると天然水の料金は高めになることもデメリットといえるでしょう。
自然本来のおいしさを楽しみたいなら天然水がおすすめ
ウォーターサーバーで自然本来の水のおいしさを楽しみたいなら天然水がおすすめです。以下ではサントリー天然水ウォーターサーバーの特徴や品質管理体制を紹介します。
サントリーの天然水ウォーターサーバーはさまざまな用途に使える「軟水」
水は硬度により軟水と硬水に分けられ、硬度とは水に含まれているカルシウムとマグネシウムの総量を指します。硬度を分類する基準はさまざまですが、硬度100以下の水が軟水、300以上の水は硬水というのがおおよその目安です。
サントリー天然水ウォーターサーバーの水は、南アルプスの天然水を使用したナチュラルミネラルウォーターです。およそ硬度30の軟水であるため、くせのないすっきりとした味わいが特長です。
サントリー天然水ウォーターサーバーの水をコーヒーや紅茶、料理、炊飯などに使うことで飲み物や料理の美味しさを引き出すことができます。先述のように、消化機能の弱い赤ちゃん用のミルクにも使用できるため安心です。
出典:サントリー水大事典「軟水と硬水」(参照:2022-07-11)
https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/jiten/life/04/
「安全」へこだわった徹底した品質管理
サントリー天然水ウォーターサーバーの水は品質管理を徹底しています。サントリーの安全性科学センターによって定期検査を行い、水の安全性を保証しているため安心です。検査項目数はサントリー独自の項目を合わせた約200項目です。検査方法としては、主に以下の3つがあります。
・微生物検査
・化学検査
・官能検査
微生物検査では細菌などによる汚染がないか確認し、化学検査では硬度やpHなどの数値を調べます。分析機器では感知できない水の変化を見抜くため、人の五感による官能検査も実施しています。
RO水と天然水の違いを理解してウォーターサーバーを選ぼう
RO水と天然水には、それぞれ特徴や違いがあります。基本的にRO水にはミネラルや不純物が含まれておらず安価です。天然水はさまざまなミネラルが含まれており、自然の味わいを楽しめます。目的や用途に合わせてウォーターサーバーの水を選びましょう。
サントリー天然水ウォーターサーバーの水は、軟水のナチュラルミネラルウォーターを使用しており、品質管理が徹底されています。安全においしい水を味わえるサントリー天然水ウォーターサーバーをぜひお試しください。
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サントリー天然水
ウォーターサーバーチーム
南アルプスの天然水を、ご家庭でも。サントリー天然水 ウォーターサーバーチームでは、ウォーターサーバーの導入を検討している方向けに、天然水ライフの楽しみ方や最新の情報を発信していきます。