ウォーターサーバーとペットボトルどっちを選ぶ?メリット・デメリットから宅配水との違いまで解説

2021/11/26 更新日:2024/01/17

水をよく購入する方の中には、ウォーターサーバーとペットボトルのどっちが良いか、と考える方も数多くいるのではないでしょうか。

 

ウォーターサーバーは、生活の質を向上させてくれます。たとえば、すぐに冷水とお湯が使えるので、わざわざ湯を沸かしたり、購入したペットボトルを冷蔵庫に入れて冷やす必要もありません。

 

また、定期的に水が配送されるので、スーパーやコンビニエンスストアに行って水を購入する手間もありません。

 

また、ウォーターサーバに関して多くの人が気になるの点として、コストや場所の問題があるのではないでしょうか。

 

確かに、状況によりますが、ペットボトルを都度買ったほうがコストとしては安いかもしれません。

 

しかし、ペットボトルが必要な時に手元にあるように購入してくためには、都度買いに行ったり注文しておくといった手間がかかります。宅配型のウォーターサーバーであれば、都度購入する時間的コストがかからない分、生活の利便性が向上します。

 

ウォーターサーバーには、市販のペットボトルを設置するウォーターサーバーもあり、宅配型のウォーターサーバーに比べて場所をとらずに設置もできます。ウォーターサーバーとペットボトルと言っても、様々な提供方式があるのです。

 

本記事では、ウォーターサーバーとペットボトルの違いやメリット・デメリットをまとめて解説していきます。

ウォーターサーバーとペットボトルの違い

まず初めに、ウォーターサーバーとペットボトルの違いについて解説をしていきます。

 

ウォーターサーバーと言っても、容器の回収が必要なガロンボトル、使用後にそのまま圧縮して捨てることができるポリエチレンの袋タイプ、ポリエチレンの袋が段ボールに入ったバックインボックスといった水の提供形式があります。

 

また、コンビニなどで購入できるペットボトルを差し込む、市販ペットボトル式のウォーターサーバーもあります。

 

まずここでは、500ミリリットルや2リットルなどの一般的な市販のペットボトルとウォーターサーバーでのコスト面や利便性の違いについて見ていきます。

 

コスト面

ウォーターサーバーとペットボトルの違いとしてコスト面について見ていきましょう。

 

コスト面に関しては、1ヶ月に飲む量や購入するペットボトルの種類にも寄るため、ウォーターサーバーの方が安い場合も、ペットボトルが安い場合もあります。

 

宅配型のウォーターサーバーに関しては最低注文数が決まっており、例えばサントリーでは、7.8リットルの天然水 × 3箱の計23.4リットルが毎月の最少注文数です。

 

500ミリリットルのペットボトルの天然水を都度コンビニで購入した場合、1本100円前後で購入することができますので、23.4リットル分購入した場合は4700円、同様に2リットルのペットボトルの場合は、1本120円前後ですので2400円かかることになります。

 

一方で、宅配水ペットボトルは、サントリーの場合であれば、最低注文数23.4リットルの場合は水代のみで4,374円かかります。

 

ただし、ウォーターサーバーであれば定期的に宅配されるため都度購入の手間がなくなったり、密封された容器から必要な分だけを飲むことができるため、時間も水も無駄にすることはなくなります。

 

関連記事:ウォーターサーバーの料金・プラン – 月額費用はいくらかかるの? – ウォーターサーバー|サントリー天然水 ウォーターサーバー

 

それでは次に、ウォーターサーバーとペットボトルの利便性の違いについて見ていきましょう。

 

利便性

ウォーターサーバーとペットボトルを利便性で比べていくと、ウォーターサーバーの方が優れている点が多いと言えます。

 

ペットボトルは、冷水にしたい場合は冷蔵庫に入れておかなければなりませんし、お湯にしたい場合は沸かすために、ガスや電気を使用する必要があります。

 

ウォーターサーバーであれば、冷水、お湯の温度が常に安定していて、いつでも料理やコーヒー、お茶と言った飲用に使用することが可能です。

 

またペットボトルを都度購入する手間が省けますし、ゴミを出す回数も減ります。

 

市販ペットボトル式のウォーターサーバーとは

それでは次に、市販ペットボトル式のウォーターサーバーについて解説していきます。

 

市販ペットボトル式のウォーターサーバーとは、コンビニなどで販売されている一般的なペットボトルの水を差し込んで使うウォーターサーバーです。

 

宅配水のウォーターサーバーと違って、使用量に合わせて少量でもセットできる手軽さや、

冷水・お湯が宅配水のウォーターサーバーと同様に使用でき、スペースを取らないといったメリットがあります。

 

一方で、都度ペットボトルを購入しなければならなかったり、製品によってはサーバーの機能が簡易的なため、冷水・お湯の温度が適温ではないと言った声もあるようです。

市販ペットボトル式ウォーターサーバーのメリット

ここでは、市販ペットボトル式のウォーターサーバーのメリットについて解説していきます。

 

市販ペットボトル式のウォーターサーバーのメリットとしては、以下の2つの点が挙げられます。

 

・サイズがコンパクトで卓上における

・市販の水を自由に使える

 

それでは、それぞれのメリットについて見ていきましょう。

 

サイズがコンパクトで卓上における

市販ペットボトル式ウォーターサーバーは、宅配水ウォーターサーバーと異なり、サイズがコンパクトで卓上におけることがメリットの1つとして挙げられます。

 

宅配水ウォーターサーバーの場合、床に設置するタイプが多く、宅配される水も7〜12リットル程度あるため、1つあたりの大きさや重さはペットボトルに比べると大きくなってしまいます。

 

市販ペットボトル式ウォーターサーバーであれば卓上に置くこともできるため、限られたスペースに置けたり、重さが軽いことがメリットの1つです。

 

市販の水を自由に使える

市販ペットボトル式ウォーターサーバーの2つ目のメリットとしては、市販の水を自由に使えることが挙げられます。

 

市販ペットボトル式ウォーターサーバーであれば、自分の好きなブランドの水を自由に選択して使用することができます。

 

宅配水の場合は決まった水を使うことになりますが、市販ペットボトル式ウォーターサーバーであれば、その日の自分の好みに合ったブランドの水を購入して使用することができます。

 

市販ペットボトル式ウォーターサーバーのデメリット

ここまで、市販ペットボトル式ウォーターサーバーのメリットを解説してきましたが、以下のようなデメリットもあります。

 

・自分で購入・ストックしないといけない

・サーバー本体のスペックが簡易的

・口径が合わないことによる水漏れ

 

それでは、それぞれの詳細を確認しましょう。

 

自分で購入・ストックしないといけない

市販ペットボトル式ウォーターサーバーのデメリットの1つ目は、自分で購入・ストックしないといけないということです。

 

市販ペットボトル式ウォーターサーバーの場合、都度自分でスーパー・コンビニに行き、ペットボトルを購入してある程度ストックしておかないといけないことです。

 

通販でペットボトルの水を購入することも可能ですが、定期的に自分で購入する必要がありますし、ストックの量を増やすとスペースを多く使うことになります。

 

サーバー本体のスペックが簡易的

市販ペットボトル式ウォーターサーバーのデメリットの2つ目は、サーバー本体のスペックが簡易的だということです。

 

サーバー本体の機能が簡易的な商品もあるため、用途にあった水やお湯が使えるのか確認が必要です。

 

商品によっては、市販ペットボトル式ウォーターサーバーの水はぬるいと感じてしまう人もいるため、しっかり冷えた水が飲みたいと言った方は注意が必要です。

 

たとえば、サントリーのウォーターサーバーであれば、長くご利用いただくことを念頭に性能の高いサーバーを用意しており、平均4〜9℃でいつでも冷たい天然水を飲むことが可能です。

 

また市販ペットボトル式ウォーターサーバーには自動洗浄機能がついていないので、宅配式のウォーターサーバーに比べて不衛生になる可能性があります。

 

宅配水ウォーターサーバーの中には、温水タンクのお湯を冷水タンクに循環させてタンク内の衛生面を保つ機能を持っている製品もあります。

 

関連記事:「おいしさキーパー」機能

 

10℃~60℃の温度は雑菌が繁殖やすい温度になると、厚生労働省の『食品衛生管理の手引き』では紹介されています。一般的なウォーターサーバーでは80℃以上のお湯を利用しており、また、サーバー内部の衛生面を保つ機能がついているタイプのサーバーもあります。

 

参照:食品衛生管理の手引き 厚生労働省

 

口径が合わないことによる水漏れ

市販ペットボトル式ウォーターサーバーのデメリットの3つ目は、口径が合わないことによる水漏れです。

 

市販ペットボトル式ウォーターサーバーでは、好きなペットボトルを使用することはできるものの、ペットボトルの種類によっては設置する際の口径が合わないこともあります。

 

口径が合わないと水漏れが起こる原因になります。使用したい水のブランドが決まっているなら、ウォーターサーバーで使用できる口径と合っているのか、確認しておきましょう。

 

ペットボトルの口径は、日本製、海外製によっても異なり、25mm~30mmとサイズにばらつきがあります。

 

市販ペットボトル式と宅配水ウォーターサーバーの比較

これまで市販ペットボトル式のメリットとデメリットをまとめてきました。ここでは、市販ペットボトル式と宅配水でのウォーターサーバーの比較について解説してきます。

 

宅配水ウォーターサーバーと比較した場合、以下の点が大きな違いになります。

 

・ボトル交換の頻度

・水温調整の精度

・メンテナンス

 

それぞれ簡単に解説をしていきます。

ボトル交換の頻度

市販ペットボトル式と宅配水ウォーターサーバーの違いの1つ目は、ボトル交換の頻度です。

 

定期的に水が運ばれる宅配水式ウォーターサーバーでは、一般的には7〜12リットルのボトルが多いため、市販ペットボトル式ウォーターサーバーよりもボトル交換頻度が少ないと言えます。

 

交換の手間が少ないことで無駄な作業時間を減らせますし、一度設置してしまえば、市販ペットボトル式に比べて、長い間、必要なタイミングでいつでも水を飲むことができます。

 

水温調整の精度

市販ペットボトル式と宅配水式ウォーターサーバーの違いの2つ目は、水温調整の精度です。

 

宅配水ウォーターサーバーの種類によっては、冷水・お湯を4段階の温度で自分好みの温度に調整できるように設定することができます。

 

また、低温モードにして赤ちゃんのミルクを作るのによい適温にすることも可能な機能もついていたりと、用途に合わせた設定ができるのが宅配水ウォーターサーバーになります。

 

一方、市販ペットボトル式ウォーターサーバーはお湯の調整はできるものもありますが、冷水までの細かい設定までができないものが多い傾向にあります。

 

宅配水ウォーターサーバーのほうが水温調整の精度としてが優れているケースが多いと言えます。

 

メンテナンス

市販ペットボトル式と宅配水式ウォーターサーバーの違いの3つ目は、メンテナンスです。

 

メンテナンスに関しては、市販ペットボトル式ウォーターサーバーは中途解約金が発生しない代わりに、サーバーを買い取ることになり、メンテナンスは自分で行う必要があります。

 

宅配水ウォーターサーバーに関しては、万が一、故障が起きても無料で修理をするなど、サーバーに関するトラブルを対応してくれるサポートがついています。

 

まとめ

本記事では、ペットボトルとウォーターサーバーの違いから、市販ペットボトル式ウォーターサーバーや宅配水ウォーターサーバーまで様々な角度で特徴をまとめました。

 

宅配水ウォーターサーバーには、時間的コストが抑えられたり、水温調整の精度、故障時のアフターフォローと言ったメリットがあります。

 

一方で、宅配水ウォーターサーバーのボトル交換が重いと言った声もあります。

 

その様なボトル交換時の不便さの声に耳を傾け、サントリーでは、1箱7.8リットルと交換しやすさも配慮したコンパクトな水量になっています。

 

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