ウォーターサーバーにアース線を接続する理由!近くに線がない場合は移動or業者を呼ぼう

2022/05/24 更新日:2023/10/20

冷蔵庫や電子レンジなどについているアース線ですが、ウォーターサーバーにも必要なのかどうか気になっている人も多いのではないでしょうか。そもそも、アース線がなぜ必要なのかわからないという人も少なくありません。

この記事では、ウォーターサーバーにアース線が必要な理由やアース線が接続できない場合の対処方法などを解説します。ウォーターサーバーの設置に適した場所なども合わせて紹介するので、ウォーターサーバーの利用をお考えならぜひ参考にしてください。

 

ウォーターサーバーにアース線を接続する理由

他の電化製品と同様にウォーターサーバーにもアース線の接続が必要です。アースには地球という意味があり、導線を地球(大地)と接続する装置を指しています。

まずは、なぜウォーターサーバーにアース線が必要なのかについて、主な理由を解説します。

 

人に感電するのを防ぐ

アース線には、漏電が起こった際に人に感電するのを防ぐ役割があります。漏電とは、正常な電気の通り道の外に電気が漏れ出してしまうことです。

人の体は電気を通しやすくなっており、漏電している電化製品に触れると感電しやすくなります。アース線を適切に接続することで、万が一漏電しても電流がアース線を流れるため感電防止につながるのです。アース線は、電気製品が漏電した際、漏れた電流を大地に逃がすことで感電を少なくする役目があります。

また、ウォーターサーバーだけでなく、電化製品を湿気の多い場所や水気のある場所で使う場合、漏電するとさらに電流が通りやすくなるため注意が必要です。湿気や水気の多い場所での電化製品の使用は、アース線や漏電遮断器の取り付けが義務付けられています。

出典:関西電気保安協会「漏電と感電」(参照:2022-05-04)

 

落雷などの際に家電製品への被害を防ぐ

落雷が起きると、電化製品に一瞬で発生する強い電流が流れるため、電気回路の破壊や漏電によって電化製品が故障する恐れがあります。前述したように、アース線は電流を逃がす役割があるため、落雷被害を軽減する対策としても有効です。

また、落雷による強い電流の流れによって漏電した場合、電気火災を起こす可能性も考えられます。落雷などによる電気火災を防ぐには、アース線だけでなく漏電遮断器の設置も重要です。

出典:関西電気保安協会「漏電と感電」(参照:2022-05-04)

 

電磁波や静電気を防止する

電流が流れるところには電磁波が発生します。電磁波はゆっくりと人体に悪影響を及ぼす可能性があるため、電流が流れる製品を使用する際は電磁波の逃げ道を確保することが重要です。

アース線には、電化製品から発生する電磁波や静電気を防ぐ役割もあります。ウォーターサーバーも電気を使う機器で電流が流れるため、アース線を接続して電磁波や静電気の発生を予防することも大切です。

出典:総務省「電波の人体に対する影響」(参照:2022-05-04)

 

アース端子を接続できない場合の対処方法

ウォーターサーバーを設置する場所によっては、アース端子を接続できないケースもあります。ここでは、そもそもアース端子自体がない場合や近くにアース端子がないケースの対処方法を解説します。

 

そもそもアース端子がない場合

コンセントにアース端子自体がないケースの対処方法としては、アース端子がついているコンセントに交換する工事(アース工事)を行う必要があります。アース工事は、電機設備技術基準等に関する法令・規則等に従い、法的有資格者が行う必要があります。したがって、最寄りの電気店などの専門業者にアース工事を依頼することが大切です。

工事費用は依頼する電気店によっても異なりますが、一般的には5,000〜10,000円程度が相場です。また、アース線はガス管や電話線、避雷針のアースに接続してはなりません。ガス管などのアースに接続してしまうと、火災や爆発の原因になるため避ける必要があります。

出典:経済産業省「電気事業法 告示・内規等」(参照:2022-05-04)

 

近くにアース端子がない場合

アース線を接続できる場所は、近くにアース端子があるキッチンや洗面所、リビングなどが一般的です。万が一、ウォーターサーバーを設置したい場所にアース端子がない場合は、ウォーターサーバーを設置する場所を変更するか、アース線を延長する必要があります。

 

アース線は1本あたり100円程度が相場で、ホームセンターなどで購入できます。近くにアース端子がない場合は、アース線を延長するのも一つの方法です。

 

ウォーターサーバーに適した設置場所とは

前述のように、ウォーターサーバーとアース線を接続するには近くにアース端子があることが必要不可欠です。ただし、アース端子はあるものの冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などにアース端子を使用しているというケースも少なくありません。ウォーターサーバーを設置する前に使用できるアース端子を確認しておきましょう。

 

また、ウォーターサーバーを設置するための十分なスペースがあることも重要です。衛生面や通気性の確保、冷却性能の低下を防ぐため、サーバー本体の背面と壁は10cm程度、両サイドは5cm程度離して設置しましょう。

 

ウォーターサーバーを設置する場所は、できるだけ漏電リスクが少ない湿気・水気の少ない場所を選ぶと安心です。また、転倒リスクを軽減するため、平らな室内に設置するようにしましょう。

 

アース線を正しく取り付けて安全に使おう

アース線には、人体への感電防止や落雷などによる電化製品の故障の防止、電磁波を軽減するなどの役割があります。ウォーターサーバーを安全に使うためにも、アース線を正しく取り付けましょう。

 

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