ウォーターサーバーの電源は切るのが正解?それとも抜く?使用しないタイミングと見極め方

2022/07/27 更新日:2023/12/25

飲みたい時に冷水や温水が出てくるウォーターサーバーは、とても便利で私たちの生活を豊かにしてくれます。しかし、電気代が気になる人も少なくありません。使用しない時は電源を切ってコンセントを抜くべきと考えている人もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、ウォーターサーバーの電源やコンセントをどうするべきかについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

 

ウォーターサーバーの電源は基本切らない!

節電のため使用する時だけ電源を入れたいという場合でも、基本的にウォーターサーバーの電源は切らないでください。

 

使用しない時はウォーターサーバーの電源を切り、使用するたびに電源を入れることで本体に不具合が出たり衛生面に影響が出たりする可能性があるからです。ウォーターサーバーの電源を切ってはいけない理由について次で詳しく解説します。

 

ウォーターサーバーの電源を切ってはいけない3つの理由

ウォーターサーバーの電源を切ってはいけない理由として、衛生面、消費電力、機能面に関する3つの理由があります。

 

衛生面に影響が出る

本体の電源を切り、コンセントを抜いたままにしておくと、水の衛生面に影響が出る可能性があります。基本的に本体の電源を入れたままにしておくことが正解です。

 

ウォーターサーバーは細菌が繁殖しないように適度な温度を保って運転しています。コンセントを抜いたり電源を切ったりしてしまうことで適度な温度が保てなくなり雑菌や細菌などが繁殖しやすい環境になる恐れがあるのです。

 

消費電力が余分にかかる

ウォーターサーバー本体の電源を切り、コンセントを抜いておくことで節電につながると考えている人は少なくありません。しかし、コンセントをその都度抜くことが省エネにつながるとは限らないのです。

 

ウォーターサーバーは水の温度を冷水や温水に調整する際に電気代がかかりますが、使うたびにコンセントを抜くことでサーバー内の水は常温になります。再び使用する際は、常温から冷水、常温から温水にするために温度調節が必要となり電力を消費するのです。電源が入る都度、多くの電力を消費することで余計に消費電力がかかってしまいます。

 

サーバーのオートクリーンが作動しなくなる

ウォーターサーバーの機種にもよりますが、ウォーターサーバー内の冷水タンクに温水を自動で循環させて殺菌を行うオートクリーン機能を搭載しているサーバーもあります。

 

自動のオートクリーン機能には、ウォーターサーバー内を殺菌して水を衛生的な状態に保つという役割があります。そのため、電源を切った状態ではオートクリーン機能が作動しなくなってしまうのです。結果、雑菌の繁殖が増えるなど衛生面に影響が出る可能性があります。

 

サントリーの天然水ウォーターサーバーの「おいしさキーパー」機能

サントリー天然水ウォーターサーバーには、おいしさキーパー機能が搭載されているため、いつでも清潔なお水が飲めます。ただし、おいしさキーパー機能を正常に作動するにはサーバーの電源を入れておく必要があります。

 

おいしさキーパー機能はサントリーこだわりのオートクリーンシステムです。1日1回サーバー内部に熱水を循環させて殺菌し、水を清潔な状態に保つ機能となっています。

 

おいしさキーパー機能の作動中はウォーターサーバーを使用できませんが、作動開始時刻を都合に合わせてタイマーで設定できます。就寝時などのウォーターサーバーを使用しない時間帯に合わせておいしさキーパー機能を設定できるため便利です。

 

電源オフした方がいい場面は主に3つ!

 

ウォーターサーバーは基本的に電源を入れたまま使用しますが、電源をオフにしてコンセントを抜いた方がいい場面があります。ここでは、本体の電源をオフにした方がいい場面を3つ紹介します。

 

地震や豪雨などの自然災害が発生した時

地震や台風、豪雨などの自然災害が発生した場合はウォーターサーバーの電源をオフにし、コンセントを抜いてください。災害時にコンセントを挿したままにしてしまうと、火災などの二次災害につながる恐れがあり、さらに大きな被害に発展してしまう可能性があるからです。

 

出典:九州電気保安協会「地震に備えて|災害時の対応|電気の知識」(参照:2022-07-05)

停電になった時

停電時も電源をオフにしてウォーターサーバーのコンセントを抜いてください。電源がオンのままコンセントを挿していると停電が復旧した際に大きな電圧や電流が本体に流れ、本体の故障につながる可能性があるからです。

 

また、復旧時にその他の家電製品にも一斉に通電することで大きな電流が流れ、ブレーカーが落ちてしまうことがあります。消し忘れた電気製品に電気が通じて火災となる可能性もあるため、コンセントを抜くと同時にブレーカーも切っておくと安心です。

 

出典:東北電気保安協会「電気安全のしおり」(2022-07-05)

引っ越しをする時

引っ越しの際も電源をオフにしてコンセントを抜いてください。また、水漏れは本体が故障する原因になるためウォーターサーバー本体の水抜きを必ず行いましょう。本体タンクの中に水が入ったまま移動させると移動中に水漏れする可能性があるからです。水抜きの方法は機種によって異なります。説明書やホームページなどで確認が必要です。

 

長期間不在で使用しない時の対処法は?

旅行や出張などで長期不在のため、ウォーターサーバーを使用しない場合の電源はどうすればいいのでしょうか。長期不在にする場合の対処法を2つ解説します。

 

2週間程度なら、電源はそのままに

2週間程度の不在であれば、冷蔵庫と同じようにウォーターサーバーの電源は入れたままにしておきます。ウォーターサーバー内のお湯の空焚きが心配かもしれませんが、一般的にウォーターサーバーの温水タンク内には一定量のお湯を残しているため空焚きにならないような仕組みになっています。

 

なお、サントリー天然水ウォーターサーバーの場合も災害時以外に電源を切ることは推奨していません。前述したおいしさキーパー機能が停止してしまうからです。

 

メーカーにより対応は異なるので確認が必要

長期不在の対応はメーカーや機種などによって異なります。例えば、1カ月以上使用しない場合にはお客様センターへ連絡が必要、コンセントを抜いて水抜きをする、サーバーメンテンナンスを依頼するなどさまざまです。長期間使用しない場合は、念のため説明書やホームページなどで詳細を確認してください。

 

長期不在の後に再び使用する際には、セルフメンテナンスが必要です。メンテナンス方法もメーカーや機種によって異なるため説明書を確認しましょう。

 

電源の再起動時には注意が必要!

ウォーターサーバー本体の電源を再起動する際には注意が必要です。ここでは、再起動時に注意するポイントを解説します。

 

水抜きをする

ウォーターサーバーを常時使用している場合は水抜きの必要はありません。ただし、長期間使用しない場合や引っ越しの際には、あらかじめ水抜きをしておいてください。水抜きをする目的は、細菌を防ぐ、水漏れを防止する、重量を軽くするなどです。

 

本体内に長期間水が残っていると細菌が増える可能性が高まります。また引っ越しの最中にウォーターサーバー本体が傾くことで水漏れの原因になることもあり得るため、水抜きは重要です。水抜きすることでウォーターサーバー本体の重さを軽減できるメリットもあります。

 

水抜きの方法は機種やメーカーによって異なるため、説明書などで確認しましょう。

 

動作確認、メンテナンスをする

ウォーターサーバーを再起動する際には動作確認を行い、セルフメンテナンスをしてください。主にメンテナンスを行う必要がある部分は以下のとおりです。

 

・コネクター部分

・水が出る注水口

・水受けトレイ

・本体側面や背面

・電源プラグ

 

セルフメンテナンスを行う際は、あらかじめ石鹸などで手洗いをして手を清潔にしておくことが大切です。

 

また、メンテナンスが必要な部分や方法もメーカーによって異なるため、説明書などを確認してください。

 

基本的にウォーターサーバーの電源は切らなくてOK!例外は確認を

ウォーターサーバーの電源は基本的に切らずに使用しましょう。ウォーターサーバーの電源を切ってしまうと、消費電力が余計にかかってしまうデメリットがあったり、オートクリーン機能などが作動せず衛生面が懸念されるためです。

 

サントリー天然水ウォーターサーバーには自動でサーバー本体内を殺菌できるおいしさキーパー機能が搭載されています。いつでも清潔なお水やお湯が飲めるため安心です。南アルプスで汲み上げられた天然水を味わいたい方は、ぜひお試しください。

 

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ウォーターサーバーチーム

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